旅にもっていくカメラ。
私は現在仕事の都合で岩手県で暮らしている。実家は横浜にある。
以前は休日にカメラを引っ張りだして横浜の街をふらふらと撮りながら歩いていたが、
ここ最近は慣れない写真を撮るのに慣れない場所でカメラいじりをサポっていたのが正直なところである。
そんな私が楽しみにしている横浜への帰郷というのは写真を撮る大事な機会である。
今年の盆休みも例外なく横浜の実家に帰った。持ち歩きの気軽さを考えて今回はX-T2とXF23mmF2の組み合わせだけで写真を撮ることにした。
撮影は全部RAWで行い、現像はカメラ内現像で行った。
自動車好きな人には何かとお勧めな日産本社のショールーム、ここには常時日産の最新のコンセプトカー、フラッグシップカー、ヒストリックカーが展示される。
普段はなかなかお目にかかれない車を見たり、触れたりすることもできる。
やはり真夏の青空は水蒸気でかすんでいるように感じた。
以前、XF23mmの写真をRAWで撮った際はPCでX-RAW converterを使って現像を行ったけれどもなぜか描画が甘いと感じた。
今回はなぜかそんな感じがしない。
カメラ内現像の影響なのだろうか?それとも以前撮ったときの条件が悪かったのだろうか。
夕暮れ時の写真、現像のフィルムシミュレーションをそれぞれいじって違うテイストで遊んでみた。
富士フイルムのカメラはトワイライトアワーの色合いを派手ではないけど繊細に拾ってくれる。
今回の帰省ではあまり写真を撮らなかったけど街を撮り歩くのはやはり楽しかったと同時にしばらく見ない間に変化していく街の様子にちょっと寂しくもなった。
僕が街を離れている間に古い建物が壊されてどんどん変化していく。
町の変化をちょっとずつ記録したくて写真を撮っているのかもしれない。