月別アーカイブ: 2019年8月

XF23mmF2でお散歩

旅にもっていくカメラ。

私は現在仕事の都合で岩手県で暮らしている。実家は横浜にある。
以前は休日にカメラを引っ張りだして横浜の街をふらふらと撮りながら歩いていたが、
ここ最近は慣れない写真を撮るのに慣れない場所でカメラいじりをサポっていたのが正直なところである。
そんな私が楽しみにしている横浜への帰郷というのは写真を撮る大事な機会である。
今年の盆休みも例外なく横浜の実家に帰った。持ち歩きの気軽さを考えて今回はX-T2とXF23mmF2の組み合わせだけで写真を撮ることにした。
撮影は全部RAWで行い、現像はカメラ内現像で行った。

日産1

日産2

自動車好きな人には何かとお勧めな日産本社のショールーム、ここには常時日産の最新のコンセプトカー、フラッグシップカー、ヒストリックカーが展示される。
普段はなかなかお目にかかれない車を見たり、触れたりすることもできる。

ピカチュウ

飛鳥2

やはり真夏の青空は水蒸気でかすんでいるように感じた。
以前、XF23mmの写真をRAWで撮った際はPCでX-RAW converterを使って現像を行ったけれどもなぜか描画が甘いと感じた。
今回はなぜかそんな感じがしない。
カメラ内現像の影響なのだろうか?それとも以前撮ったときの条件が悪かったのだろうか。

スカンディア

アルテリーベ

メモリアルホール

夕暮れ時の写真、現像のフィルムシミュレーションをそれぞれいじって違うテイストで遊んでみた。
富士フイルムのカメラはトワイライトアワーの色合いを派手ではないけど繊細に拾ってくれる。

今回の帰省ではあまり写真を撮らなかったけど街を撮り歩くのはやはり楽しかったと同時にしばらく見ない間に変化していく街の様子にちょっと寂しくもなった。
僕が街を離れている間に古い建物が壊されてどんどん変化していく。
町の変化をちょっとずつ記録したくて写真を撮っているのかもしれない。


INC・TECさんカメラ部の10周年記念イベントに行ってきた。

仙台の写真&雑貨屋さんことINC・TECさん

仙台の写真好きの間では有名なカメラのコセキグループのインキュテックさんの開店10周年記念イベントに行ってきました。
インキュテックさんは写真プリントをはじめとして写真にまつわる雑貨や文具を取り扱うお店です。
店内にはロモのカメラや珍しいフィルムはもちろんのこと、可愛らしい文具や雑貨が並んでいます。

http://inctec.jp/

イベント内容と機材

今回のイベント内容は、楽天vsソフトバンクの試合を望遠レンズで撮影するというものでした。
会場は、楽天ゴールデンイーグルスの本拠地こと、楽天生命パーク宮城でした。
しかもドリンクとごはん付き!!

https://inctec.exblog.jp/30342451/

機材のレンタルは富士フイルムさんのサポートでした。
このイベントで何が凄まじかったかと言えば、レンタル機材の豪華さです。

  • カメラ:X-T3
  • レンズ:
    • XF200mmF2 R LM OIS WRとXF1.4X TC F2 WR
    • XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
    • XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
    • XF8-16mmF2.8 R LM WR

普通に生きていれば触ることも街中で見かけることもないような超望遠と超広角ではありませんか!!
しかもチュートリアルと詳細なスペック解説付き!
ありがとうございます!!

楽天生命パーク
とても見晴らしの良いボックス席

レンズ一式
恐ろしい破壊力のレンズ一式

200mm
この日の目玉商品XF200mmF2

出目金
枝豆とビールでみんな出来上がったときに現れたもう一つの目玉商品ことXF8-16mm

イベントでの成果

XF200mmF2 R LM OIS WRとXF1.4X TC F2 WR

この日の超人気レンズでした。使った人は誰もがその写りににんまりとほくそ笑むくらいの超高解像レンズ。お化けでした。
200mmにテレコン1.4倍を合わせて280mm、これを35mm画角換算すると420mm F2.8レンズに相当します。怪物だ!!
重量は大変重たいですが手ぶれ補正機能は絶大で手持ちと高速シャッターで派手に失敗することはあまりなく安定した写真を撮ることができました。
また、三脚座を客席の手すりに載せて撮ることでより安定させることができました。

試合開始前1

試合開始前2

この二枚だけでレンズのすごさがわかると思います。数百メートル先の景色を目の前にそのまま持ってきたような気分になります。

石橋投手

日の暮れた時間であたりがすっかり暗くなったときの写真。
ISO感度は1500ですが、大口径レンズゆえに開放で撮影すればシャッタースピードは1/3500まで出せます。

ファール

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

この日一番活躍したレンズです。35mm換算の画角は150mmから600mmサーキットや航空ショーにはなくなてはならない一本ですがどちらにもいかない私には無縁なレンズです。
こちらもXF200mmと同様に強力な手ぶれ補正機能によってとても安定した写真を撮ることができました。
ただし、テレ端でのF5.6になるとシャッタースピードが厳しくなることがちらほらとありました。

試合開始前3

ほとんどの撮影はテレ端側の400mmで撮りました。ものすごい望遠性能です。この先、これだけの遠くを撮ることはあるのか気になります。

ストライク

バッターが打つかストライクかそんなことは見当も付かずにカメラ任せでシャッターを連写します。
X-T3は秒間11コマまで撮影できるので後から見直してたくさんの失敗からまともそうなコマを見つける作業が待っています。
これは意外と楽しい作業だったり辛い作業だったりします。すべては撮れたコマの出来栄えにかかっています。

茂木選手1

茂木選手2

XF8-16mmF2.8 R LM WR

言わずと知れたF2.8通しの超広角ズームレンズです。

広角レンズ

最も広く写る8mmでは12mm相当の画角を得られます。
ファインダーを覗いた瞬間にその広さに驚きます。
雲がまるで空のかなたに吸い込まれていくかのような写真が自分で撮れるのに感動しました。
今回はあまりいじることができませんでしたが、超広角での表現の仕方やパースの活かし方などをより知りたいと思う一本でした。

さいごに

とても贅沢なイベントを企画してくださったインキュテックさん、ありがとうございました。
そしてコセキさん、富士フイルムさんありがとうございます。
宮城県には富士フイルムの工場があり、レンズとカメラは宮城県内で作られています。
※一部のモデルは主要な部品を国内生産して海外でアッセンブリーを行っているそうです。
仙台の写真屋さんと宮城県のカメラという組み合わせで地元尽くしの写真企画でとてもすてきだと思いました。
またの機会にお邪魔できれば幸いです。

カメラとレンズについては借り物ということや普段からなかなか触れる機会がないもので、やはり使いこなせているとは言い難かったです。
望遠の圧縮効果や超広角の遠近感について実際に使ってみると普段の写真との違いに驚くばかりでした。

ということで、写真好きの皆さんは仙台を訪れた際にはぜひインキュテックさんに足を運んでみてください!!