夏休みだ!自由研究だ!
ということでメイカーフェア東京2016の物販でゲットしたRaspberry pi3のセットを使うことにした。
HDMIケーブルとLANケーブルとMicroUSBケーブルと2.5A出力のACアダプタと32GBの得体
の知れないブランドのマイクロSDカードにRPi本体とケースがついて8,500円でゲット!!
今回はRaspberry pi3を使うためにやった初期設定についての備忘録を残します。
これまでに自分が記録してきたRaspberry pi2とはちょっと作業内容が異なるので
結構手こずった部分がありました。
これは私の夏休みの宿題ノートです。
今回の目標
Raspberry pi3にキーボードとモニタを接続せずにjessieを導入し、Wifi設定とSSH接続の設定を行う
使う物
- Macbook air
- Lanケーブル
- Lan-USBアダプタ
- Raspberry pi 3
- MicroSDカード
- microUSBケーブル
- ACアダプタ
前提条件(OS)
- Macbook…MacOS X El Capitan 10.11.5(15F34)
- Raspberry pi3…Rapbian jessie 2016.05.31DLはこちらから
作業手順概要
- RaspbianをSDカードへの焼き込む
- Raspberry pi3とMacbookをLANケーブルで接続して起動する
- Raspberry pi3へのWifi設定とSSH設定
1. RaspbianをSDカードへの焼き込む
以前書いたこちらの手順を参照する。
RaspbianをSDカードに焼き込む(備忘録)
公式サイトのDLはクソ遅いので日本国内のJAISTのMirror serverを使うと良い。
Rapbian一覧
2. Raspberry pi3とMacbookをLANケーブルで接続して起動する
まずは焼き込んだSDカードをRaspberry pi3のカードスロットに入れる。
次にMacbook airとRaspberry pi3をLANケーブルとLAN-USBアダプタで接続する。
そして、ACアダプタにさしてMicroUSBケーブルをRaspberry pi3につないでやり起動させる。
Raspberry piをMacbookから操作するためにはSSH接続をしなければいけない。
SSH接続するためには、Raspberry pi側のIPアドレスを知る必要がある。
これは次のようにして行う。
Mac側のターミナルを開き、次のコマンドを打つ。
$ grep OFFER /var/log/system.log
すると次のような結果が返ってくる。
Aug 14 01:25:47 あなたのパソコンの名前 bootpd[2015]: OFFER sent <no hostname> 192.168.2.6 pktsize 300
このことからRaspberry pi側のデフォルト状態のipアドレスがわかる。僕の場合は
192.168.2.6だとわかった。
ということで、SSH接続する。
$ ssh pi@192.168.2.6
すでに何度かSDカードの書き込みをやったりRaspberry piを起動している場合には、こんな感じでエラーがでてくる場合もある。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
@ WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED! @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
IT IS POSSIBLE THAT SOMEONE IS DOING SOMETHING NASTY!
Someone could be eavesdropping on you right now (man-in-the-middle attack)!
It is also possible that a host key has just been changed.
そういうときには
$ ssh-keygen -R 192.168.2.6
このようにしてSSHの公開鍵を再度生成してやってから再度接続する。
接続がうまくいった際は、パスワードの入力が求められるのでraspberryと入力してログイン。
ログインできたら早速vimをインストールしてしまう。※この時点では、Macbook側のターミナルからRaspberry pi側のターミナを開いている状態となっている。
$ sudo apt-get install vim
DLとパッケージの展開で少し時間がかかるけど我慢。
つづいて初期設定を行う。これはRaspi-configを使う。
$ sudo raspi-config
すると設定一覧の画面がでてくる。※Raspbianのヴァージョンによって画面が異なる場合がある。
自分がやった設定はこんな感じ。
- ファイルシステムの拡張 とりあえずやっておく
- パスワード変更 とりあえずやっとく
- Boot Options Consoleモードで起動…デスクトップ画面に行かずにパスワードを求める方式
- 選択→timezoneの設定
- 詳細な設定 sshの設定、Audio設定…オーディオ出力先の設定
設定をfinishすると再起動する。
3. Raspberry pi3へのWifi設定とSSH設定
先ほどと同様にRaspberry piにLANケーブル経由でSSH接続する。
WiFi設定をする。
以前に書いたこちらをもとに設定を行えば大丈夫
Raspberry piを家のWifiに接続する
SSH接続の設定をする。
こちらに別途手順をまとめておきました。
Raspberry pi 3にWiFi経由でSSH接続する
ひとまずは設定完了。
文字入力環境の整備とかプログラミング言語環境とかupdateとかupgradeはまだやってないけど無線化してSSH接続できるようにしておけば
LANケーブルでつないだ場合のような制約から解放されるので大丈夫。
この先はからあげさんが書いているチュートリアルを参考にしていただければ、
無限の可能性をRaspberry piに与えることができるようになります。
Raspberry Pi 3でRaspbian Jessieをセットアップする方法
とくに日本語環境セットアップの部分から追っていくと必要なものをすべてインストールできてしまうのでお勧めです。